フランスで愛される「MIKADO」の秘密
日本の国民的お菓子である江崎グリコの「ポッキー」ですが、実はフランスをはじめとするヨーロッパ諸国では、全く異なる「MIKADO(ミカド)」という名前で親しまれています。スーパーのお菓子売り場には必ずと言っていいほど並んでおり、現地の人々にとって定番のチョコレートスナックとなっています。
なぜ「MIKADO」という名前になったのでしょうか。その理由は、ヨーロッパに古くからある同名の卓上ゲームにあります。このゲームは、竹や木で作られた細い棒を落とし、他の棒を動かさないように一本ずつ抜き取っていくという遊びです。箱から溢れ出るチョコレートにコーティングされたスティックの見た目が、まさにこのゲームの棒にそっくりだったことから、親しみやすさを込めてこの名前が採用されました。
ヨーロッパ市場での展開にあたっては、現地で高いシェアを持つ食品大手と提携し、ブランドを浸透させていきました。名前は変わっても、サクサクとしたビスケットの食感と、手で持つ部分にチョコレートがついていないという日本生まれの優しい工夫はそのまま受け継がれています。フランスのカフェでコーヒーのお供として添えられることも多く、日本発の文化が見事に現地のライフスタイルに溶け込んでいます。
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