世界中で愛される「ポッキー」の知られざる誕生秘話
毎年11月11日の「ポッキー&プリッツの日」でおなじみの国民的お菓子、ポッキー。チョコレートがコーティングされたプレッツェルという画期的なアイデアで、今や日本国内にとどまらず世界中で愛されています。しかし、この大ヒット商品が大阪府寝屋川市という一つの街から始まったことは、意外と知られていません。
江崎グリコがポッキーを正式に発売したのは1967年のことです。実はその前年である1966年、全国展開を前にした重要な「テスト販売」の舞台に選ばれたのが、寝屋川の菓子店でした。当時、まだ誰も見たことがなかった「持ち手のあるチョコレート菓子」が市場に受け入れられるか、職人や開発者たちが固唾をのんで見守る中、地元の子供たちや買い物客の間で「手が汚れずに食べられる」と瞬く間に大好評となりました。
寝屋川での成功に確かな手応えを得たグリコは、続いて広島でもテスト販売を実施し、その人気を確固たるものにして本格的な商品化へと踏み切りました。もしもあの時、寝屋川の人々の心を掴んでいなければ、今日のポッキーは存在していなかったかもしれません。関西の一角にある街から始まり、広島を経て日本中、そして世界へと広がっていったポッキー。その香ばしいサクサクとした食感の裏には、昭和の街並みで生まれた挑戦と地域の人々の笑顔があったのです。
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