「弁当」とは? ヤンキー用語の意外な意味
「弁当」と聞いて、まず思い浮かぶのはお昼ご飯の詰め合わせだろう。しかし、ヤンキー用語や法律の世界では、この言葉がまったく別の意味を持つ。「弁当」とは、執行猶予のことを指すスラングなのだ。
刑法25条に定められる執行猶予は、刑の執行を一定期間“お預け”にする制度。この猶予期間を無事に過ごせば、刑罰は確定しない。この「猶予期間を乗り切る」ことを、ヤンキー言葉では「弁当切る」という。逆に、期間中に再犯などで取り消されれば「弁当食う」。つまり、実際に刑務所に入ることを意味する。
「先生、弁当切れるように弁護して下さい」と言われれば、「執行猶予を維持できるように頼む」という切実な願いが込められている。それに「あかん、無理。もうあきらめて弁当食えよ」と返す場面は、現実の厳しさを感じさせる。
このように、「弁当」は法律と街の文化が交差するユニークな隠語。日常の言葉が、境遇や状況によってまったく違う色を持つ——それが、日本語の奥深さでもあるだろう。
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