21世紀の冷夏はわずか2回
近年は「記録的猛暑」といった言葉を耳にすることが増え、夏になるとニュースで毎年のように気温の高さが話題になります。しかし、実は「平年並み」と言われる気温は、必ずしも暑いとは限りません。むしろ、近年の暑さが異常に高いことを示しているのです。
では、「冷夏」とは一体どんな夏を指すのでしょうか?冷夏とは、夏の平均気温が平年を明らかに下回る年のことで、涼しい日が続いたと感じるシーズンを意味します。農作物への影響や、電力需要の変化など、社会全体にもさまざまな影響を与えることがあります。
実は21世紀に入ってから、はっきりとした冷夏になった年はごくわずか。気象庁のデータなどから見ても、2003年と2009年の2年間だけが該当します。特に2003年は全国的に日照不足が続き、農業への打撃も大きかったとされています。2009年も梅雨明けが遅れ、夏らしからぬ涼しさが続いた記憶があります。
それ以降、気温は上昇傾向にあり、冷夏どころか「酷暑」が毎年の話題になるほど。地球温暖化の影響もあってか、昔のように「夏は涼しかった」と語られる時代は、遠ざかっているのかもしれません。
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