吉田剛の現在の活動:色素幹細胞と稀少疾患への挑戦

慶應義塾大学医学部を卒業した吉田剛氏は、現在、東京医科歯/歯科大学の難治性疾患研究所(難治研)にて、色素幹細胞の動態悪性黒色腫(メラノーマ)の発生メカニズムを研究しています。この研究は、がんの成り立ちを理解し、新たな治療法の開発につなげる重要な一歩です。

吉田氏は大学院時代から、佐谷秀行教授のもとで癌幹細胞の研究に従事。がんの再発や転移に関わる「がん幹細胞」に着目し、その性質を解明する道を歩んできました。特に、がんが特定の臓器に転移しやすい「Seed and Soil仮説」に興味を持ち、その観点から病態を捉える姿勢は一貫しています。

現在の研究テーマの一つである「LAM(リンパ管筋腫ーシス)」も、こうした視点と深く結びついています。LAMは肺にのう胞が生じる稀少疾患で、気胸の原因となることも。吉田氏は、気胸・肺のう胞スタディグループとも連携しながら、病態解明と治療戦略の開発を目指しています。

基礎研究に真摯に向き合いながらも、患者のケアに直結する成果をめざす――吉田剛氏の日々の活動は、まさに医学の「現場」と「未来」をつなぐ橋として機能しています。

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