四大鏡の成立順と時代順
日本の古典文学に興味がある人なら、「四大鏡」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。これは『大鏡』『今鏡』『水鏡』『増鏡』の四つの歴史物語を指し、いずれも王朝時代の出来事を語り継いだ貴重な作品です。
これら四大鏡の成立順は、「大鏡→今鏡→水鏡→増鏡」です。これを覚えるための語呂合わせとして、「だいこんみずまし」という覚え方が知られています。「だい」は大鏡、「こん」は今鏡、「みず」は水鏡、「まし」は増鏡をそれぞれ表しています。
一方、作品が描いている時代の順になると、順番は異なります。『水鏡』がもっとも古く、平安時代中期の清和天皇から花山天皇の時代までを扱っています。その後、『大鏡』がその次の時代を、そして『今鏡』『増鏡』と続き、室町時代までをカバーしています。
つまり、成立時期と物語の時代順は逆になるのです。この点に注目すると、当時の作者たちが過去をどのように振り返っていたかが見えてきて、より深く読み解けるでしょう。
古典に馴染みがなくても、「だいこんみずまし」という語呂合わせさえ覚えておけば、四大鏡の順番が楽に思い出せます。歴史好きの方も、そうでない方も、一度手に取ってみてはいかがでしょうか。
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