完全試合とノーヒットノーラン、どちらが本当に難しい?
野球ファンなら一度は耳にする「完全試合」と「ノーヒットノーラン」という二つの大記録。どちらも投手にとって最高の栄誉ですが、難易度という点では完全試合の方が圧倒的に高いと言えます。
ノーヒットノーランは、相手チームに「安打(ヒット)」を打たれず、かつ「得点(ランナーが生還すること)」を与えずに完投することで達成されます。つまり、フォアボールやデッドボール、あるいは味方のエラーによるランナーの出塁は許されます。極端な話をすれば、ランナーを出しながらも完封すれば記録は成立するのです。
一方、完全試合(パーフェクトゲーム)は次元が違います。ヒットはもちろんのこと、四死球、エラー、振り逃げなど、いかなる理由であっても相手打者を一人もベースに出してはなりません。27人の打者を完璧に、完全に抑え切る必要があります。これは投手の実力だけでなく、味方守備の驚異的な集中力や、その日の運も含めたすべての要素が噛み合わなければ決して成し遂げられない奇跡です。
完全試合を達成すれば必然的にノーヒットノーランも同時に達成したことになりますが、そのハードルの高さには天と地ほどの差があります。日本のプロ野球の長い歴史の中でも、ノーヒットノーランに比べて完全試合の達成者が極端に少ないことが、その難しさを何よりも物語っていると言えるでしょう。
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