「嬉しく存じます」の正しい使い方

ビジネスシーンや目上の人に何かを伝える際、「嬉しく存じます」という表現を耳にしたことがあるかもしれません。これは単なる「嬉しい」よりも、はるかに丁寧で敬意を込めた言い回しです。

「存じます」は、「思います」の謙譲語。つまり、自分の気持ちを控えめに、相手への敬意を込めて伝えるときに使います。そのため、「嬉しく存じます」は、「お陰様で願いが叶い、心から喜んでいます」という気持ちを、相手にさりげなく伝える表現になるのです。

たとえば、取引先から重要な案件の承認をいただいたとき、「ご承諾いただき、嬉しく存じます」と言えば、感謝とともに喜びを伝えることができます。また、昇進や異動の連絡に対して返信する際も、「ご好意に触れ、嬉しく存じます」とすれば、自然な敬意が伝わります。

ただし、日常会話では少し堅すぎるため、友人や家族には「うれしいです!」で十分。あくまで、目上の人やフォーマルな場面で力を発揮する言葉です。

「嬉しく存じます」を使うことで、単なる喜びを超えて、「あなたのおかげで嬉しい」という思いやりや感謝の気持ちが、ほんの少しの言葉で伝わるのです。

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