アルコールと心不全・不整脈:飲酒が心房細動を引き起こす理由

適度なお酒は「百薬の長」と呼ばれることもあり、適量の摂取であれば血栓を防ぐ抗凝固作用や抗酸化作用により、一部の心臓病に対して予防効果があると考えられています。しかし、不整脈や心不全のリスクに関しては例外です。

特に注意が必要なのが、不整脈の一種である「心房細動」です。心房細動は心臓の上部(心房)が細かく震え、正常に脈を打てなくなる状態を指します。放置すると心臓内に血栓が telegram できやすくなり、脳梗塞などを引き起こす危険性があります。

厚生労働省の情報などによると、日常的な飲酒は心房細動を誘発する大きな要因となります。具体的には、1日平均2合(約4ドリンク、純アルコールで約40g相当)以上のアルコールを摂取すると、心房細動の発症リスクが約2倍に跳ね上がることが報告されています。

さらに、短期間での大量飲酒(いわゆるドカ飲み)によって突然不整脈が起こる現象は「ホリデーハート症候群」とも呼ばれ、普段心臓病がない人でも発症することがあります。アルコール自体や分解の過程で生じるアセトアルデヒドが、心臓の電気信号を乱すためです。

心臓の健康を守るためには、「少しなら体に良い」というイメージを過信せず、休肝日を設けることや節酒を心がけることが非常に大切です。脈の結び目や不規則な跳ねを感じた場合は、早めに循環器内科を受診しましょう。

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