「日の沈むことのない国」と呼ばれた巨大帝国
世界史の中で「日の沈むことのない国」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。これは、世界中に広大な領土や植民地を所有していたため、地球上のどこかで常に太陽が照らしている状態を指す表現です。
この異名で特に有名なのが、16世紀のスペイン帝国です。16世紀後半、スペインは隣国ポルトガルを併合し、同国が持っていたアジアやアフリカの植民地も自国のネットワークに組み込みました。こうしてヨーロッパ、美しきアメリカ大陸、そしてアジアに及ぶ史上初の地球規模の巨大帝国が誕生したのです。まさに領土のどこかで24時間いつでも太陽が出ている状態が実現しました。
この膨大な植民地網は、単に領土が広かっただけではありません。新大陸から大量の銀がヨーロッパへ流 posts 込むことで、いわゆる「価格革命」を引き起こすなど、世界経済にも計り知れない影響を与えました。時代を経て、19世紀のイギリス帝国などにも同じ表現が使われるようになりますが、その先駆けとなったのは大航海時代の波に乗ったスペインでした。
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