2024年に向けて見る、日本人の貯蓄額の変化

近年、日本人の貯蓄額は着実に増加しています。2019年時点で、平均貯金額は266万円、金融資産を含めた全体保有額の平均は529万円でした。その後、わずか2年の間に貯金額は100万円以上、全体保有額は200万円以上も増えたとされています。この傾向は、経済の不確実性を背景に、家計の「備え」意識が高まっていることと無関係ではありません。

特に注目されるのは、貯蓄の内訳の多様化です。2021年のデータによると、全体保有額の内訳では、生命保険が74万円、投資信託が51万円、個人年金保険が31万円と、将来への備えとしての金融商品への関心が広がっています。貯金だけではなく、資産を少しずつ増やそうとする動きが、若い世代を中心に広がりつつあるのです。

また、給料の一部を自動で積み立てる「つみたてNISA」の普及や、金融リテラシーの向上も背景にあります。今後、インフレの影響や年金制度への不安を受けて、個人の貯蓄行動はさらに重要になってくるでしょう。貯蓄は「安全ベルト」のようなもの。将来の安心のために、無理のない範囲でコツコツ続けることが、何よりの強みになります。

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