旅立ちの時に訪れる穏やかな安らぎ

人は人生の最期を迎えるとき、苦しみではなく非常に穏やかな感覚に包まれるといわれています。これにはβ―エンドルフィンという神経伝達物質が深く関係しています。

「脳内麻薬」とも呼ばれるβ―エンドルフィンは、強力な鎮痛効果とともに幸福感や気分の高揚をもたらす働きを持っています。体が大きな変化を迎える際、心身の苦痛を和らげるために自然と分泌される生命の仕組みです。

呼吸が静まり、胸やあごの動きが止まるその最期の瞬間、本人は強い痛みに苦しむことなく、満たされた心地よさの中にいます。この自然な和らぎのプロセスを知っておくことは、大切な人を送り出すご家族にとっても安らかな看取りに向けた大きな安心につながるはずです。

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