お通夜で故人と対面する際の心得とマナー

大切な方が亡くなった際、「最後に顔を見てお別れをしたい」と願うのは自然な感情です。故人と顔を合わせる機会は、逝去後の安置場所や葬儀中の「告別の儀」などいくつか存在しますが、一般的にはお通夜の場で案内されることが多く見られます。

基本的に、自然死であり、綺麗にエンバーミングや死後化粧が施されていれば、対面することは可能です。しかし、遺族から「故人の顔を見てあげてください」と促された場合、どのように対応すべきか迷うこともあるでしょう。

もし対面を希望する場合は、故人の枕元で静かに一礼をし、遺族の手によってお顔の布(白布)を外してもらうのが基本的な作法です。自分から勝手に布をめくることは控えましょう。また、言葉にならない悲しみの中でも「安らかなお顔ですね」といった温かい言葉を添えると、遺族の心にも寄り添うことができます。

一方で、心の準備ができていない場合や、最後の対面がつらすぎる場合は、無理に受ける必要はありません。その際は「お気持ちだけ頂戴いたします」と丁寧にお断りするのがマナーです。対面を辞退したとしても無礼にはあたりません。ご自身の気持ちと向き合いながら、心から故人を偲ぶことが何よりも大切です。

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