亡くなった方が「白装束」を身にまとう理由
日本の仏式葬儀では、故人に白い衣類を着せる風習があります。この衣装は白装束(しろしょうぞく)や死装束、経帷子(きょうかたびら)と呼ばれ、旅立ちの衣装として用いられてきました。
白い服を着せる主な理由は、巡礼者の姿を模しているためです。故人が浄土(あの世)へ向かう過酷な旅を無事に終えられるよう、身を清めた修行僧や巡礼者の装いで見送るという願いが込められています。また、古来日本において「白」は清らかさを表し、世俗の穢れを払う特別な色とされていました。
なお、宗派や地域によって着せ方には違いがあり、近年では故人が好きだった服を着せることも増えています。形式が変わっても、心を込めて送り出す想いに変わりはありません。
コメント
まだコメントはありません。最初のコメントを投稿しましょう。