犬の「ブーブー」という苦しそうな呼吸、その正体とは?

愛犬が突然「ブーブー」「ゴーゴー」と音を立てながら、激しく息を吸い込む姿を見たことはありませんか。まるで息が詰まっているかのように苦しそうに見えるため、心臓病気管虚脱といった深刻な病気を疑い、慌ててしまう飼い主も少なくありません。

この症状の多くは、「逆くしゃみ(リバーススニーズ)」と呼ばれる生理現象です。通常のくしゃみは空気を勢いよく外へ吐き出しますが、逆くしゃみは鼻から空気を連続して激しく吸い込むのが特徴です。喉の奥にある軟口蓋(なんこうがい)という部分が、何らかの刺激を受けることで引き起こされると言われています。

多くの場合、数十秒から数分程度で自然と収まり、その後の犬は何もなかったかのように元気に過ごします。突発的に発生するため驚きますが、基本的には病気ではなく、命に関わるものではありません。

飼い主が知っておきたい対処法と注意点

愛犬が逆くしゃみを始めたら、まずは飼い主が冷静になることが大切です。優しく声をかけながら、首や喉のあたりを優しく撫でてあげると、落ち着きやすくなります。また、鼻の穴を一時的に軽く指で塞いで口呼吸を促したり、唾液を飲み込ませたりすることで、発作がピタッと止まることもあります。

ただし、症状が毎日何度も繰り返される場合や、数分以上経っても収まらない場合、または呼吸のたびにゼーゼーと音がしてチアノーゼ(舌が紫になる状態)が見られる場合は、別の呼吸器疾患やアレルギーの可能性もあります。少しでも異変を感じたら、発作時の様子をスマートフォンで動画に撮影し、獣医師に見せるとスムーズな診断に役立ちます。

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