生活保護の家庭訪問で何を聞かれる? 扶養照会の実態

生活保護の申請を行うと、担当のケースワーカーが家庭訪問に来ることがあります。このとき、特に注目されるのが「扶養照会」です。要するに、申請者の親族に経済的・精神的な支援ができるかどうかを確認する手続きです。

訪問では、親族に仕送りをしているか、あるいは定期的な電話や面会などによる精神的支援があるかを尋ねられるのが一般的です。また、照会対象の家族構成、職業、年収、不動産や貯金などの資産状況についても確認されることがあります。これらは、親族に生活を支える能力があるかを判断するためです。

ただし、照会がなければ生活保護を受けられないわけではありません。法律では、まず申請者本人の生活状況を第一に考えます。親族に頼れない事情(たとえば、疎遠や虐待の過去など)がある場合は、照会を行わずに保護を受けられる場合もあります。

また2023年ごろから、制度の見直しも進み、扶養照会の在り方についての議論が広がっています。無理な照会が申請をためらわせる一因になっているという指摘もあり、一部の自治体ではより配慮した対応が求められています。

生活保護は最終的なセーフティーネットです。家庭訪問や照会は制度の一部ですが、すべての人に尊厳を保ちながら、必要な支援を受けられるよう、丁寧な対話が何より大切です。

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