糖尿病の末期に起こること
糖尿病を長期間コントロールできていないと、体に深刻な合併症が現れることがあります。そのひとつが糖尿病性神経症です。初期のうちはしびれや違和感程度ですが、進行すると神経だけでなく、血管にも大きな影響が及びます。
特に問題なのは、末梢の血流が悪くなること。足の先など体の末端に十分な血液が届かなくなると、細胞は酸素や栄養を得られず、次第に死んでしまいます。こうして壊死した組織は腐り始め、その状態を壊疽(かいそ)と呼びます。
壊疽になると、感染が広がる危険性も高まります。一度広がった腐敗は自然に治ることなく、命に関わることも。そのため医師は、腐った部分を体から切り離すしかないと判断します。つまり、足の指や足全体を切断する手術が必要になる場合もあるのです。
決して珍しい話ではありません。実際に、多くの糖尿病患者がこうした合併症で入院し、歩行が困難になったり、生活の質が大きく下がったりしています。でも、大切なのは「予防の可能性」です。血糖値をしっかり管理し、定期的に足の状態をチェックすることで、多くの危険を避けられます。
糖尿病は「自覚症状がないから」と放置されがちですが、日々のちょっとした注意が、将来の大きな苦痛を防ぐ鍵になります。
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