緊張で失神?その原因と仕組み

人前で話すときや、注射のときなど、強い緊張やストレスを感じた瞬間に急に気分が悪くなり、ふらついたり、意識を失ったりすることがあります。これは「血管迷走神経性失神」と呼ばれるもので、決して珍しいことではありません。

私たちの体には、無意識に血圧や脈をコントロールしている自律神経が働いています。この神経には、体を活発にする「交感神経」と、リラックスさせる「副交感神経」の2種類があります。普段はこの2つがバランスを保っていますが、極度の緊張や恐怖、痛み、長時間の立ちっぱなしなどがきっかけで、副交感神経が急に働きすぎてしまうことがあります。

その結果、血圧が急に下がったり、脈が遅くなったりして、脳への血流が一時的に不足。これがめまいや失神につながるのです。特に若い女性や、神経質な傾向がある人に多く見られます。

多くの場合、数分で意識は戻り、特別な治療は必要ありません。ただし、頻繁に起こる場合は医師の診察を受けるべきです。予防としては、長時間の立ち仕事の際はこまめに休む、水分をしっかり取る、ストレスをためない生活習慣が大切です。

失神は突然起きるため怖いですが、原因を理解し、冷静に対処すれば、だいじょうぶ。過度に心配する必要はありません。

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