肺がんの生存率、本当に知りたいのは「あと何年生きられるか」
「肺がんと診断されたら、あと何年生きられるのか?」――多くの人が、この不安を抱えます。実は、がんと診断されたからといって、すぐに命にかかわるわけではありません。特に近年は治療法の進歩がめざましく、早期発見できれば、長く元気に暮らせる人も増えています。
2020年のデータによると、肺がん全体の5年生存率は約40%程度。ただし、これはがんの種類や病期(ステージ)によって大きく変わります。代表的な「非小細胞肺がん」の場合、ステージⅠでは5年生存率が84.1%に達します。つまり、早期に見つかれば、多くの人が5年以上生存しているということです。
一方、進行したステージⅣになると、5年生存率は8.1%まで下がります。小細胞肺がんは進行が早く、全体の生存率も11.6%と低めです。しかし、近年は新しい抗がん剤や免疫療法の登場で、かつてより治療の選択肢が増えています。
重要なのは、「生存率」はあくまで統計上の数字だということ。年齢、体調、治療への反応によって、ひとりひとりの経過は異なります。早期発見が何よりのカギとなるため、喫煙歴がある人や40歳以上の方は、年に一度の低線量CT検査を受けることをおすすめします。
肺がんと聞いても、すぐに悲観せず、専門医と相談しながら自分に合った治療計画を立てることが、何よりの第一歩です。
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