肺に影があると診断されたら、がんの可能性はどのくらい?
健康診断の胸部レントゲンで「肺に影がある」と指摘された経験がある人もいるでしょう。気になる言葉ですが、実はそれだけで「肺がんだ」と決めつけることはできません。実際に肺がんだったのは、要精査対象となった人のうち約2.5〜5%とされています。つまり、多くの場合はがんではなく、過去の肺炎や結核、一時的な炎症などが原因で残る痕跡です。
ただし、油断は禁物。特に喫煙歴のある40歳以上の方や、咳や痰、体重減少などの症状がある場合は、注意が必要です。レントゲンで「要精査」となった場合、次に受けるのは胸部CT検査です。CTなら小さなしこりや異常も詳細に確認でき、がんの有無をより正確に判断できます。
当院(こせい病院)をはじめ、多くの医療機関では、早期発見を目的に丁寧な追跡検査を行っています。肺がんは初期の段階では自覚症状がほとんどありませんが、早期に見つかれば治療の選択肢も広がります。
「影がある」という結果に不安を感じる気持ちはわかりますが、すぐに悪い結果を思い浮かべるのではなく、次の検査をきちんと受けることが最も重要です。放置せず、医師の指示に従って対応することが、安心への第一歩です。
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