「OK」はいつから使われているのか?言葉の誕生と歴史を探る

私たちが日常の会話やビジネス、さらにはデジタルでのやり取りにおいて、何気なく使っている「OK(オーケー)」という言葉。相手の意見に同意するときや、物事が順調に進んでいることを示す際など、これほど万能で世界中に浸透している表現も珍しいでしょう。

では、この「OK」という言葉は、一体いつから、どのようにして使われ始めたのでしょうか?そのルーツをたどると、意外にも19世紀のユニークな言葉遊びに行き着きます。

1. 歴史的記録に残る「OK」の初出

「OK」という文字が歴史上初めて公の文書や印刷物に登場したのは、1839年3月23日のことです。アメリカ・ボストンの有力紙「ボストン・モーニング・ポスト(Boston Morning Post)」紙面の中に、「O.K. —all correct—」という表記が掲載されたのが、出版物における記念すべき初出とされています。

当時、アメリカの一部の新聞界では、意図的に単語を間違ったスペルで略したり、ユーモアを交えたりして表記する流行がありました。現代のインターネット上で若者たちが独特なスラングや略語を生み出すのと似たような感覚で、当時の人々も言葉の遊びを楽しんでいたのです。

2. 「All Correct」の意図的なスペルミス

「OK」が何の略であるかについては諸説ありますが、最も有力とされているのは「すべて正しい」「問題ない」を意味する 「All Correct」 です。

しかし、本来であれば「All Correct」を略すなら「AC」になるところを、当時の若者やユーモリストたちは、あえて「oll korrect」と間違ったスペルで綴りました。その頭文字を取ったものが「O.K.」であり、最初は一種のジョークやユーモラスなスラングとして使われ始めたのです。

💡 ここがポイント! 初期のエピソードからも分かるように、「OK」は最初からお堅い公用語として生まれたわけではなく、いわば「当時の流行り言葉(スラング)」として産声を上げました。

この「OK」が、どのようにしてアメリカ国内から世界中へ、そして日本へと広まっていったのでしょうか?次のパートでは、大統領選挙をきっかけとした爆発的な普及の歴史について詳しく見ていきます。

Q: OKという言葉が日本で広く使われるようになったのはいつからですか?

A: 日本では1930年に流行した歌謡曲「ザッツ・オーケー」などの影響や、戦後の進駐軍との交流を通じて日常会話に定着し、1970年代以降のメディアや映画の普及を経て全国的に広く使われるようになりました。

Q: 海外の異なる文化圏でもOKという表現はそのまま通じますか?

A: 基本的に世界中の多くの国で「同意」や「問題ない」という意味として通じますが、国や地域によっては手でのOKサインが別の意味に受け取られる場合もあるため注意が必要です。