シリウスには実は2つの星がある?

夜空で最も明るく輝く星として知られるシリウス。実は、この一見ひとつの星に見える光には、もう一つの隠れた星が関わっています。

シリウスは「連星」

連星とは、2つ以上の恒星が互いの周りを回っている天体のことで、シリウスもそのひとつです。明るく輝いている主星は「シリウスA」と呼ばれ、私たちが通常目で見ているのはこの星です。もう一方の星は「シリウスB」といい、非常に小さくて暗いため、肉眼ではまったく見えません。

シリウスBの明るさは、シリウスAのわずか1万分の1ほど。そのため、観測するには高性能な望遠鏡が必要になります。19世紀に初めてその存在が確認されるまで、シリウスBは謎のままでした。

なぜ普段は1つに見えるのか?

シリウスAとBは互いに近くを回っているため、遠くから見ると一つの光にしか見えません。まるで夜空のペアのように寄り添いながら、地球から約8.6光年離れた場所でゆっくりと軌道を描いています。

次にシリウスを見上げるとき、その一等星の隣に小さな片割れの星が静かに佇んでいることを思い浮かべてみてください。宇宙の広さと、隠れたつながりに少し心を奪われるかもしれません。

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