シンガポール、高収入層向けに5年ビザ導入
シンガポールは2023年1月から、月収が3万シンガポールドル(約300万円)以上の人材を対象に、新たな滞在ビザ制度をスタートさせました。このビザの最大の特徴は、最長5年間の滞在が認められること。さらに、複数の企業に同時勤務するという柔軟な働き方も許可されています。
この制度は、グローバル人材を巡る競争にいち早く対応する狙いがあります。特に新型コロナの影響で経済活動が一時停滞した後、再び国際的なビジネスのハブとしての地位を強化しようとする動きの一環です。高い専門性や収入を持つ外国人にとって、シンガポールはより魅力的な拠点になりつつあります。
これまでのビザと比べて滞在期間が長く、勤務形態も多様なため、起業家やフリーランスのエキスパート、複数のプロジェクトに携わる専門職に適した仕組みです。政府は、こうした柔軟な制度によって、金融、テクノロジー、イノベーション分野での投資と人材流入を促したい考えです。
ただし、月収3万シンガポールドル以上という条件は高く、一般の労働者には適用されません。あくまで「高度人材」に絞った戦略です。今後、他のアジアの国々も同様の制度を導入する可能性もあり、人材獲得の競争がさらに激しくなりそうです。
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