「お伝えさせていただきました」は正しい敬語?

ビジネスの場でよく耳にする「お伝えさせていただきました」。この表現、果たして本当に正しい敬語なのでしょうか?結論から言うと、これは丁寧な言い回しであり、目上の人や取引先に対して使うことができます。

「させていただく」は謙譲の気持ちを込める表現です。自分の行動に対して「お伝えする」ではなく「お伝えさせていただく」とすることで、「ご了解いただいたうえで伝えた」という、相手への配慮を示しているのです。過去形の「いただきました」も加わることで、「すでに伝えた」という事実を、丁寧かつ控えめに述べることができます。

ただし、注意点もあります。この表現はやや長く、繰り返し使うと回りくどい印象を与えることも。会議やメールで頻繁に使う場合は、「ご案内いたしました」「ご連絡いたしました」といった言い換えも有効です。

また、2023年以降のビジネスマナーでは、過剰な敬語を避け、自然でわかりやすい日本語が重視される傾向にあります。「お伝えさせていただきました」は間違いではありませんが、状況によっては簡潔な表現を選ぶことも一つの配慮と言えるでしょう。

大切なのは、相手への敬意を失わないこと。丁寧さと自然さのバランスを意識して、日々の会話や文書に活かしたいものです。

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