ラクダが唾を吐くワケとは?
ラクダと聞くと、砂漠を悠々と歩く姿や、大きな目が印象的ですが、実はちょっと気難しい一面も持ち合わせています。その証拠に、気分を害すると相手に唾を吐きかけることがあるのです。
でも、ここで吐かれる「唾」は、私たちが思うような普通の唾ではありません。実は胃の中から逆流してきた胃液を混ぜたもので、非常に強い悪臭がします。この行動は、敵から自分を守るための防衛手段。敵に不快な臭いを浴びせることで、一瞬の隙を作り、その間に逃げたり、威嚇したりするのです。
ラクダは群れの中で順位をはっきりと決める習性もあり、仲間に対してもこの「吐きかけ」で不満を表すことがあります。特にオス同士の争いや、人間への警戒心が強いときに見られる行動です。
一見すると不快な行動に思えますが、砂漠という過酷な環境で生き抜くための、ラクダなりの知恵と言えるでしょう。何しろ、水を何日も飲まずに歩き続け、暑さにも強い生き物。その強さにふさわしい、ちょっとクセのある防衛法なのです。
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