アワビに似た生き物・トコブシの見分け方

海の幸として人気のアワ碧ですが、見た目によく似た貝にトコブシがあります。トコブシは北海道南部から九州にかけての浅い岩場に生息しており、その姿はまるでアワビの子どものようにも見えます。実際に、素人目にはほとんど見分けがつかないほど似通っています。

しかし、はっきりと見分ける方法が一つあります。それは殻にある穴の数です。アワビの殻には通常4~5個の穴が並んでいますが、トコブシはそれよりも多く、6~9個の穴が開いています。この特徴を覚えておけば、市場や海岸で見かけたときに「あれ?どっち?」と迷わずに済みます。

味わいについては、トコブシもアワビと同じく柔らかく、潮の香りが口に広がる味わいが特徴です。ただし、流通量は少なく、地域によってはあまり見かけないことも。実は、トコブシも昔から日本の食文化に親しまれてきた貝の一つで、煮物や炊き込みご飯にも使われます。

自然の中では、両者とも岩にしがみつき、海藻を食べて静かに暮らしています。次に海岸を歩く機会があったら、ぜひ足元の岩場に注意してみてください。小さな命が、息づいています。

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