インドにおけるナプキンの使用状況

インドでは、今でも生理に対して「不浄」といった誤解やタブーが根強く残っています。その影響から、多くの女性が生理の管理に適切な方法を使えていないのが現状です。

都市部でもナプキンの使用率は約3割とされ、特に農村部では布や紙、さらには灰などを代用するケースも少なくありません。衛生面でのリスクが高く、感染症や学校への出席率の低下など、女性の健康や教育にも深刻な影響を及ぼしています。

しかし、近年は状況が少しずつ変わりつつあります。地元の起業家やNPOが中心となって、安価なナプキンの製造・販売を始めたり、学校で生理に関する教育を進めたりする動きが広がっています。有名なのは、映画『パッドマン』のモデルにもなったアーミル・カーンが主演した『インドのナパキン男』の実話。彼が開発した低価格のマシンで、村の女性たちが自らナプキンを製造できるようになったことで、地域の意識改革が進みました。

また、2018年に生理用ナプキンへの消費税(GST)が撤廃されたことも、利用促進の一歩となりました。政府や民間の取り組みによって、「生理は恥ずかしいことではない」という意識が少しずつ広がっています。

生理は自然な現象です。インドの女性たちが、安心して自分の体と向き合える社会になるよう、正しい知識の普及と支援が今後も必要です。

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