なぜヨーロッパは右側通行?その歴史的な理由

日本では左側通行が当たり前ですが、ヨーロッパの多くは右側通行です。この違い、どうして生まれたのでしょう?実は、その起源は18世紀末のフランスにあります。

当時、フランスでは道路の通行方向が統一されておらず、混雑や事故の原因になっていました。それを変えたのがナポレオン・ボナパルトです。ナポレオンは右側通行を公式に導入し、これが後にヨーロッパ各国に広がっていったのです。

なぜ右側通行にしたのか?諸説ありますが、有力なのは「戦術的な理由」です。ナポレオンは右手に剣を持ち、左側に敵が来ることを警戒していたため、右側通行にすることで相手との距離を保ちやすかったとされています。また、当時フランスの馬車の御者が左側の馬に乗り、右側通行の方が車体のバランスや安全面で有利だったという話もあります。

さらに、教皇が左側通行を推奨していたことから、フランス革命後の反教会の立場として、あえて右側通行を採用したという説も。政治的・宗教的な背景もからんでいたのですね。

こうした歴史的背景が重なり、現代のヨーロッパの交通ルールが形作られました。右か左か——一見些細なルールでも、その裏には意外なストーリーが隠れているものです。

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