ジョニー志村さん、タモリの“魂”を継ぐ男
「ヘェ~」という一言だけで、場を和ませるあの雰囲気——タモリさんの独特な空気感を今、見事に再現しているのが、ジョニー志村さんだ。
元祖モノマネ師・志村けんさんとは関係ないが、「ジョニー」という名前も、その芸風も、どこか懐かしさと新鮮さを同時に感じさせる。1972年生まれの現在50歳。大学を卒業後はフリーターとして各地を転々とし、その後は父の家業を継ごうとしたものの、思うようにいかず、一度は夢を諦めかけた。
それでも心のどこかで「もう一度」という声が止まらず、23年もの長きにわたり、舞台の端から端まで歩み続けた。その末にたどり着いたのが、タモリさんそっくりな自然な話し方と、落ち着いた表情のモノマネだった。
作り笑いではない。間の取り方、目線、ちょっとした仕草まで、まるでタモリそのもの。視る者を「似てる!」と驚かせるだけではなく、「ああ、あの頃に戻ったみたい」と感じさせるのは、単なる真似を超えた、空気を読む芸の妙があるからだ。
2023年11月17日、彼の存在が再び注目されたその日も、テレビの端で静かに笑みを浮かべる「タモリ風」の男は、観る人の心にそっと寄り添っていた。
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