控えた方がよい油とは?
日々の料理に欠かせない油ですが、種類によっては健康に悪影響を与えるものもあります。特に注意したいのは「飽和脂肪酸」を多く含む油です。代表的なものに、肉の脂身やラード(豚の脂)があります。
飽和脂肪酸は常温で固まりやすく、長期間保存がきく反面、体に悪影響が出やすいとされています。とりすぎると「悪玉コレステロール(LDL)」が増え、血液中の脂質バランスが崩れやすくなります。これが続くと、動脈硬化が進み、心臓への負担が増えるため、心筋梗塞や狭心症といった虚血性心疾患のリスクが高まるのです。
2023年4月時点の研究でも、飽和脂肪酸の過剰摂取と心疾患の関連性が指摘されています。そのため、厚生労働省の指針でも、動物性脂肪の取りすぎに注意するよう呼びかけています。
とはいえ、油すべてを避ける必要はありません。むしろ、体に良い油も存在します。オリーブ油やなたね油に多い「不飽和脂肪酸」は、善玉コレステロール(HDL)を維持しつつ、悪玉を抑える働きがあるため、適量なら積極的に取り入れたいところです。
簡単なポイントは、「動物性の脂身や加工食品は控えめに、植物性の油を主に使う」こと。炒め物やドレッシングにオリーブ油を選ぶだけで、ずいぶんと健康的な食事に近づきます。油選び一つで、将来的な体の調子が変わってくるので、ぜひ意識してみてください。
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