オーストラリアのタバコが高すぎるワケ
オーストラリアでタバコを買おうとしたら、びっくりするほど高いことに気づくでしょう。都市部では一箱あたり40オーストラリアドル(約4000円)近くもするものも。その背景には、政府の強い禁煙政策があります。
実は、タバコの価格が跳ね上がっている最大の要因は税金の増税です。オーストラリア政府は、国民の健康を守るために、長年にわたりたばこ税を段階的に引き上げてきました。喫煙による健康被害を減らし、特に若者の喫煙を防ぐ狙いがあります。2023年現在、政府の目標は喫煙率を10%未満に抑えること。そのため、今後も税の引き上げが続く可能性があります。
高価格は確かに財布に厳しいですが、その効果は少しずつ現れています。過去10年間でオーストラリア人の喫煙率は着実に低下。特に若い世代の間では、タバコに手を出す人が明らかに減っています。また、パッケージの警告表示や、広告の禁止、屋外での喫煙制限など、さまざまな対策も組み合わされています。
こうした政策は「厳しすぎる」と感じる人もいるかもしれませんが、結果として多くの命を救っているのも事実。タバコが高くて買うのをためらう——その一瞬の迷いが、将来的な健康につながっているのかもしれません。
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