フランス人はいつキッシュを食べる?

キッシュは、もともとフランスのアルザス=ロレーヌ地方の伝統的な料理です。だからこそ、「キッシュ・ロレーヌ」という名前も、この地域に由来しています。日本のイメージでは、洋食屋さんやカフェでのランチメニューとして出てくることが多く、夕食の副菜にされることも珍しくありません。

でも実は、フランスでは朝食としてキッシュを楽しむことが多いんです。朝ごはんにパンやヨーグルト、果物とともに、少し冷ましたキッシュを切り分けて食べる習慣があります。特に家庭では、前日に作ったものを温め直したり、冷たいまま出したりすることも普通。その日の気分で、サラダと一緒に軽く食べることもあれば、卵料理の一種として食卓に並ぶこともあります。

キッシュは卵と生クリーム、ベーコン、チーズを基本にしたシンプルな味わいながら、奥深さのある料理。アルザスの昔ながらのレシピでは、牛乳より生クリームを多めに使ったり、ベーコンはスモークしていないものを使ったりと、こだわりもたくさんあります。最近では、ほうれん草やキノコを使ったキッシュなど、アレンジも広がっていますが、伝統的な味は今も多くの家庭で受け継がれています。

実は、フランスの食生活は地域ごとにとても豊かで、キッシュひとつをとっても、その土地の歴史や気候が感じられます。朝でも昼でも、ちょっとした食事にぴったりの、フランス人の身近な一品です。

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