フランスパンの本場・フランスで最も食べられている「バゲット」

私たちがよく知る細長い形のフランスパン。その正統な名前は「バゲット」といいます。フランス語で「棒」や「杖」を意味する言葉で、その名の通り、まさに棒状の形が特徴です。

フランスでは、多くの家庭で毎日のようにバゲットを食卓に並べます。朝のトーストにも、昼のサンドイッチにも。香ばしい外皮と、中はふわっとした食感が、フランス人の生活に深く根付いています。

伝統的なバゲットの規格も定められています。生地の重さは約350g、長さは約68cm、表面には7本のクープ(切れ目)が入るのが一般的。これは、焼き上がるときの膨張をコントロールするための技術でもあります。

2022年には、このバゲットがユネスコ無形文化遺産に登録されたことも話題になりました。単なるパンではなく、フランスの文化そのものとして認められた瞬間です。

今では世界中で親しまれているバゲットですが、フランスの朝のパン屋さんで、焼きたてを手にし、道端でかぶりつく──そのシンプルさこそが、本当の味かもしれません。

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