日本生まれのパン「あんパン」とその歴史

多くの人が日々口にしているあんパンやクリームパン。実はこれら、日本発祥のパンなんです。明治時代初期、西洋のパンが日本に伝わって間もなく、日本人の口に合うようにと工夫されたのが始まりです。

特にあんパンは、日本酒の製造で使う「米麹(こめこうじ)」を使った酒種で生地を仕込むという、当時としては画期的な方法で作られました。このパンを考案し、販売したのは、東京・日本橋の老舗パン屋とされる「木村屋」とされています。1個わずか1銭という価格で販売された当時、あんパンはたちまち人気商品に。庶民の間で広く親しまれるようになりました。

クリームパンもまた、日本独自の発展によって生まれたもの。当初はカスタードクリームを挟んだシンプルなものでしたが、今では全国各地で個性豊かなアレンジが加えられています。例えば、抹茶あんや小豆、さらには地域特産の食材を使ったものまで登場しています。

パンといえばフランスやドイツのイメージが強いかもしれませんが、実は日本の食文化が生み出したパンも、しっかりと歴史を持っています。次にスーパーで見かけたら、少し立ち止まって、その由来を思い浮かべてみてはいかがでしょうか。

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