コウモリにしっぽはあるの?

夜空をひらりと舞うコウモリ。実は、哺乳類の中で唯一、自力で空を飛べる生き物です。その飛ぶ力の秘密は、前あしと後あしの間に広がる「飛膜(ひまく)」にあります。この膜を羽のように動かして、器用に飛び回るのです。

では、コウモリにはしっぽがあるのでしょうか?

答えは、「種類によって違う」です。多くのコウモリには、わずかに残っている程度のしっぽしかありません。質問にあるように、「尾膜(びまく)」という、しっぽを支える膜もあまり発達していない種が多く、飛行の主な役割を果たしているのは前後の足と飛膜です。

たとえば、アブラコウモリやイエコウモリといった身近な種類は、ほとんど見えないくらい小さなしっぽしか持っていません。一方、一部の種では、しっぽが長く、飛膜の中まで伸びているものも。こうしたしっぽは、飛んでいるときのバランスをとるのに役立っていると考えられています。

つまり、コウモリ=しっぽがない、というわけではなく、「しっぽの有無や大きさは種類による」というのが正確な答えです。見た目はどこか不思議で、少し怖いと感じる人もいるかもしれませんが、実は生態も興味深い、とても繊細な生き物なのです。

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