ペプシコーラの名前の由来

今や世界中で親しまれている「ペプシコーラ」ですが、その名前の由来は意外にも薬にあります。1893年、アメリカの薬剤師カールトン・ブラッドストーンは、胃の不快感や消化不良を和らげる飲み物として、コーラナッツやバニラビーンズなどを配合したシロップを開発しました。

当初この飲み物は「Brad's Drink」(ブラッドの飲み物)と呼ばれていましたが、後に名前が変更されました。その理由は、この飲料に「ペプシン」という消化を助ける酵素が含まれていたためです。ペプシンは胃液にも含まれる成分で、当時として非常に現代的で科学的なイメージを与えていました。

そのため、新しい名前として「ペプシコーラ」が選ばれました。名前の「ペプシ(Pepsi)」は「ペプシン」に由来し、「コーラ」は主原料の一つであるコーラナッツにちなんでいます。つまり、「消化を助けるコーラ」という意味が込められていたのです。

当初は薬として販売されていたこの飲み物は、次第にその独特の甘さと炭酸の心地よさから、単なる飲料としての評価を高めていきました。やがて薬局のカウンターから一般の家庭へ、さらには世界中の食卓へと広がっていったのです。

今ではその名前も「ペプシコーラ」から単に「ペプシ」へと短縮されましたが、その由来には意外な歴史と、健康を願う思いが詰まっているのです。

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