コンクリートが「爆発」? 実はひび割れが原因

街中で見かけるビルや橋、道路の多くはコンクリートで作られています。しかし、時々その表面がはがれたり、小さな破片が飛んだりする「爆発」のような現象が起きることがあります。実際には火薬のような爆発ではなく、コンクリートの内部から劣化が進み、表面が剥離する現象をこう呼ぶのです。

その原因の多くは「ひび割れ」です。雨や雪、温度変化によってコンクリートの表面に細かいひびが入り、そこから水分が内部に浸透します。繰り返す凍結と融解でひびは広がり、鉄筋が錆び始めると、さらにコンクリートに大きなストレスがかかります。最終的に、その部分が突然割れて破片が飛び散る――これがいわゆる「爆裂」です。

問題なのは、こうしたひび割れの多くが肉眼ではほとんど見えないほど微細であることです。初期段階で見逃すと、大きな損傷につながるため、定期的な点検と早期補修が不可欠です。近年では、専門の業者が特殊な機器を使って微小なひびを検出し、薬剤注入などで補修する技術が使われています。

コンクリート構造物は長持ちするものですが、無視すれば危険も増します。身の回りの建物や道路に小さなひびがないか、意識してみるだけでも、安全につながるかもしれません。

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