ゴキブリは死んでからも卵を産む?
「ゴキブリが死んだあと、まだ卵を産むの?」という質問を聞いたことはありませんか? 実は、これはよくある誤解です。ゴキブリは、死ぬ直前に急いで卵を産むわけではありません。
ゴキブリのメスは、複数の卵を「卵鞘(らんしょう)」と呼ばれる茶色くて固い袋のようなものにまとめて入れて、ゆっくりと体外へ出していきます。この卵鞘は、まるでお財布のように見えることから、「コバチの財布」と呼ばれることも。一度に1個の卵鞘を産むのが一般的で、中には数十個もの卵が詰まっていることもあります。
ただし、産卵には時間がかかるため、すでに死んでしまったゴキブリがその後、卵を産み続けることはありません。ただ、死ぬ直前に持ち続けていた卵鞘が、その後に落ちていたり、中から稚虫(ちゆう)が出てくることがあるため、「死んでからも産んだように見える」のです。
さらに、もし部屋で卵鞘を見つけたら要注意。中から新しいゴキブリが孵化する可能性があります。処分する際は、つぶさずにビニールなどに入れて捨てましょう。
つまり、ゴキブリは死んだあとに卵を産まないものの、持ち歩いていた卵鞘から後から赤ちゃんが出てくるため、油断は禁物。清潔な環境を保ち、すばやく対処することが大切です。
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