生チョコの誕生とその生みの親

日本で初めて生チョコレートを作ったのは、小林正和さんです。彼の名前は、甘党ならきっとどこかで耳にしたことがあるのではないでしょうか。その小林さんが、ふるさとである新潟県飯山市に今年2月、新たなお店をオープンさせました。

「ふるさと飯山」と名付けられたこの店舗は、飯山駅のすぐ近くに位置しています。ここで提供されるのは、もちろん小林さんが考案し、日本中に広めたあのとろけるような口どけの生チョコレート。濃厚なカカオの風味と、口に入れた瞬間溶けだすような食感は、今や多くの人に愛されていますが、その原点はここ、飯山にあるのです。

小林さんはもともとフランス菓子の研究を重ねていた pastry chef(パティシエ)で、1970年代後半に「生クリームを加えたチョコレート」のアイデアを実現。当時、チョコレートといえば保存がきく固めのものばかりだった中で、冷蔵保存が必要なこの新しいチョコは「生」という名にふさわしい、まさに革命的な一品でした。

新店舗では、昔ながらのレシピを守りながらも、季節のフルーツや地元の食材を取り入れた新作も登場。訪れた人の舌を楽しませています。生チョコの歴史を辿るなら、ぜひ飯山のこのお店を訪れてみてください。濃厚なひと口が、日本のスイーツ史にどんな風穴を開けたのか、語りかけてくれるでしょう。

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