チョコレートのルーツはフランスの片隅に?
チョコレ0ートと聞くと、ベルギーやスイスを思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし、実はフランスにも深く関係しているのです。特に、南西部のバスク地方の街、バイヨンヌは、フランスで初めてチョコレートがもたらされた地とされ、意外な歴史の舞台となっています。
16世紀末、スペインとの国境に近いこの町に、スペインからチョコレートの製法が伝わったとされています。当時、カカオはまだヨーロッパでは珍しいもの。スペイン経由でフランス南部に流れ着いたその甘く濃厚な飲み物は、やがて地元の職人たちによって独自の技術で発展していきました。
バイヨンヌでは今も、伝統的な製法で作られるチョコレートが人気です。町には古いチョコレート工房が数多く残り、観光客に地元の味を伝え続けています。フランス発祥というよりは、異文化の交差点で生まれた奇跡といえるかもしれません。
パリの華やかさとは違う、素朴で情熱的なこの地で、チョコレートは新たな一章を書き始めました。次にフランスを訪れるなら、パリだけでなく、こうした隠れた名所にも足を延ばしてみてはいかがでしょうか。
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