シンガポールと日本の暮らしの格差
シンガポールと日本の経済的な違いは、所得や暮らしの実感にもはっきりと表れています。世界銀行のデータによると、2017年のシンガポールの1人当たり国民総所得は54,530米ドルと、日本の43,540米ドルを大きく上回っています。これは、わずかな年の差とはいえ、国民一人ひとりの経済的豊かさに明らかな差があることを示しています。
さらに、英誌『エコノミスト』が発表する「世界で最も生活費の高い都市」ランキングでは、2019年にもシンガポールが香港、パリとともに首位に。物価水準、特に住宅や輸入品の価格が非常に高く、日常の暮らしにかかるコストも日本とは比べものにならないほどです。
高い所得の一方で、生活費も並外れて高いとなると、結局のところ、どの国で暮らすのが「豊か」かは単純な数字では計れません。日本の場合、所得はやや低めながらも、医療や交通、安全面での質が高いことから、実質的な生活満足度は決して低いとはいえません。
シンガポールは経済的には極めて成功している国ですが、その分、競争も激しく、ストレスや生活のプレッシャーも少なくありません。一方、日本の社会は比較的安定しており、働くこと以外の「暮らしの質」に重きを置く傾向があります。
所得だけでは測れない、それぞれの国の「豊かさ」の形。経済の数字だけでなく、日々の生活の質や価値観も含めて考える必要がありそうです。
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