日本人のフロス使用率が海外と大きく違う理由

歯の健康を保つための基本習慣として、海外ではほぼ常識になっているフロス。しかし、実は日本ではその使用率が大きく下回っています。外国人の70%が日常的にフロスを使っているのに対し、日本人はわずか20%ほどにとどまるというデータがあります。

この差には、文化や医療制度の違いが大きく関わっています。日本は「国民皆保険制度」のもと、歯が痛くなってから歯医者にかかるという「治療重視」の傾向が強いです。それに対して、欧米では定期的な検診や予防ケアが根づいており、フロスやマウスウォッシュもその一環として自然に取り入れられています。

また、日本のドラッグストアではフロスが販売されていても、使い方が分からない、そもそも必要性を感じていないという声もよく聞かれます。歯科医院での指導もまだまだ十分ではなく、結果として「知っているけれど使っていない」という人が多くなっています。

実は、歯ブラシだけでは歯と歯の間の汚れの約40%しか落とせないと言われており、フロスを使うことで虫歯や歯周病のリスクを大きく減らすことができます。予防の意識が高まる今、日本人も少しずつ習慣化を始めています。

海外の習慣を学びながら、毎日のセルフケアにフロスを取り入れてみる——これからの口腔ケアのあり方かもしれません。

関連項目

詳細記事

関連トピック