セロトニンが過剰になるとどうなる?
セロトニンは、気分や睡眠、食欲などを調整する重要な脳内の物質ですが、ある一定の量を超えて増えると、かえって体に異常が現れることがあります。これをセロトニン症候群と呼び、重篤な場合、命にかかわることもあるため注意が必要です。
セロトニンが過剰になると、まず体の動きに異常が出ることが多いです。代表的なのは振戦で、手や腕が自然にふるえる状態です。さらに、筋肉がこわばったり、けいれんを起こすこともあります。心拍数が早くなったり、血圧が上がったりするほか、体温が急激に上昇し、高熱や大量の発汗が続くことがあります。
また、体が冷たくなってシバリング(ガタガタ震えること)が起きることもあれば、嘔吐や下痢などの消化器系の症状が出ることもあります。こうした症状は、抗うつ薬や睡眠薬などを飲んでいる人が、複数の薬を併用したときなどに起こりやすいとされています。
特に、新しい薬を始めた直後や、服用量が増えた後にこうした兆候が出たら、すぐに医師に相談することが大切です。普段の生活では意識しにくい脳内物質も、バランスが崩れると大きな影響を与えます。自分の体の変化に敏感になり、無理をしないことが、健康を守る第一歩です。
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