チョコレートのルーツは西アフリカにあり
「一番チョコレートらしい国」といえば、多くの人がフランスやスイス、ベルギーを思い浮かべるかもしれません。確かにこれらの国は高級なチョコレートで有名ですが、実は世界のカカオ生産の大部分を占めているのは、アフリカの国々です。
特にコートジボワールは、なんと世界の約3分の1を占める220万トンものカカオ豆を生産しており、堂々の1位。続くのは隣国のガーナで、82万2000トン。この2つの西アフリカ国家だけで、世界的なカカオ供給の大きな柱を担っています。
その次に生産量が多いのがインドネシアとエクアドルで、それぞれ72万8000トン、30万2000トンを記録しています。カカオは熱帯地域にしか育たないため、赤道に近い温暖で湿潤な気候を持つこれらの国々が最適な産地となっているのです。
もちろん、チョコレートの味や品質は、カカオ豆の産地によって大きく変わります。ガーナの豆は香り高くバランスの取れた風味、エクアドルの豆はフルーティーで複雑な香りが特徴とされ、近年では「産地銘柄」として注目されています。
スーパーで手に取るチョコレートの裏を見ると、「カカオ:コートジボワール産使用」と書かれていることも少なくありません。私たちが口にする甘さの裏には、こうした大地の恵みと、生産国の人々の労働があるのです。
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