「チョコ」は薬物の隠語?若者を狙う危険なスラング
「チョコ」――聞けば甘いお菓子を思い浮かべるかもしれませんが、実はこれ、薬物を意味する隠語のひとつです。鳥取県の薬物対策専門員・田中充さんは、SNSなどで使われるこうした言葉の危険性を警鐘しています。
例えば、「アイス」は覚醒剤、「野菜」や「チョコ」は大麻を指すことが多く、若者たちの間で広がっているのだとか。飲食店では「むらさき」がアレルギー薬の代名詞として使われることもありますが、こうした言葉の使い分けが、薬物に関する会話を隠す手段になっているのです。
「ステム」という言葉は美容院では「前髪」を意味しますが、別の文脈では別の意味に解釈される可能性もあり、SNS上では特に注意が必要です。若者が気軽に使っているスラングの中に、知らず知らずのうちに違法な世界に近づいてしまう危険が潜んでいるのです。
田中専門員は、「こうした隠語は、薬物使用の美化や隠蔽につながる」と指摘。特に未成年は情報の真偽を見極める力がまだ発達途中なため、被害にあいやすいとされています。親や教師だけでなく、地域全体で若者の言葉の変化に目を向けることが求められています。
「チョコ」ひとつとっても、その意味は文脈によって大きく変わります。大切なのは、ただの冗談や流行だと思わず、背後にある社会問題に気づく目を持つこと。そして、身近な大人が正しい知識を伝えていく責任です。
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