テキーラと塩、ライムの意外な組み合わせ
テキーラを飲むとき、なぜわざわざ塩をなめて、その後にライムをかじるのか?その理由は、単なる演出ではなく、味わいをより豊かにするための知恵なんです。
塩、テキーラ、ライムの順番で楽しむこの飲み方は、正式には「テキーラ・サンブラ」と呼ばれています。まず塩を舌に載せることで、その後に口に入るテキーラの甘みがぐっと引き立ちます。アルコール特有のキツさも、塩分と柑橘の酸味によって和らぎ、飲みやすくなるのです。そもそもテキーラは、青色アガベというサボテンの一種から作られるスピリッツ。伝統的な飲み方では、塩もライムも使わずストレートで楽しむことが多いですが、特に初心者にとっては刺激が強すぎる場合も。そこで、19世紀末のメキシコで生まれたと言われるこの方法が、広く浸透していったのです。
現代では、この「塩→テキーラ→ライム」という一連の動きが、まるで儀式のように楽しまれています。単に味のバランスを整えるだけでなく、友人と一緒に盛り上がるための一種の ritual(ルーティン)でもあるのかもしれません。
ちなみに、使われる柑橘は必ずしもライムでなくともOK。レモンやライム風味のスライス、中にはオレンジを使う地域も。自分の好みに合わせてアレンジするのも、テキーラの楽しみ方のひとつです。
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