世界三大生ハムって?

食通の間でよく語られる「世界三大生ハム」とは、プロシュート・ディ・パルマハモン・セラーノ、そして金華ハムの3つです。それぞれが生まれた土地の気候や伝統に育まれた、独特の風味を持つ名産品です。

イタリアを代表する「プロシュート・ディ・パルマ」は、パルマ地方で作られる生ハム。塩分が控えめで、口に入れると広がるまろやかな甘みとコクが特徴です。熟成期間は最低1年以上かかり、丁寧な手作りの工程が何世代にもわたって守られています。

一方、スペインの「ハモン・セラーノ」は、乾燥した高原の風に長期間さらされて作られます。「セラーノ」とは「山岳地帯の」という意味。塩気はやや強めですが、しっかりとした味わいと香ばしさが魅力で、バルの定番ツマミとしても人気です。

そして中国・浙江省に伝わる「金華ハム」。実は生ハムと呼ばれる中で唯一、加熱して食べられることが多いですが、その歴史は1000年以上にもさかのぼります。濃厚な風味と深い色合いが特徴で、中華料理の高級素材として重宝されています。

この3つは製法も文化も異なるけれど、いずれも「時間」と「職人技」が生み出した逸品。一口食べれば、その土地の風土を感じることができるから不思議です。

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