世界の名品、生ハムの魅力
「生ハムが美味しい国はどこ?」という質問には、多くの人がイタリアとスペインを思い浮かべるでしょう。確かに、イタリアの「プロシュット・ディ・パルマ」とスペインの「ハモン・セラーノ」は、その深みのある風味と繊細な甘みで世界中の人々を魅了しています。これらは、中国の「金華ハム」とともに、いわゆる「世界3大ハム」とも言われています。
そもそも「生ハム」とは、製造過程で一度も加熱されていないハムのことを指します。豚もも肉を塩で下味をつけ、長期間、空気の澄んだ山間部や海岸の風にさらしてじっくりと熟成させます。この自然な乾燥と発酵のプロセスが、独特の香りとコクを生み出します。
プロシュット・ディ・パルマは、イタリア北部のパルマ地方でつくられ、まろやかで上品な味わいが特徴。一方、ハモン・セラーノはスペイン全土で生産されていますが、特に乾燥した高原地帯で作られるものは、濃厚で力強い味わいが魅力です。薄くスライスして、メロンやスイカと一緒に食べるのが定番ですが、オリーブ油をひとたらし垂らすだけでも、驚くほど美味しくなります。
日本でもスーパーなどで手軽に手に入るようになりましたが、機会があれば、現地で産地直送のひと切れを味わってみてください。空気まで違う、という cliché(陳腐な表現)ですが、それもあながち間違いではないかもしれません。
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