パニック障害は意外に多い?
多くの人が一度は「突然の動悸や息苦しさ」を経験したことがあるかもしれません。実は、全人口の約11%、つまり9人に1人が、一生に一度はパニック発作を経験するといわれています。ただし、一回きりで終わる人もいれば、繰り返し発作が起こり、日常生活に支障が出るようになる人もいます。
そのうち4分の1から3分の1の人が、パニック発作を繰り返し、やがて「パニック障害」という状態へと進展するとされています。パニック障害の有病率は、国や調査によって差はありますが、全人口の1.5~4.7%とされており、決して珍しい病気ではありません。
特に20代から30代の若い世代に多く見られ、女性の発症率がやや高い傾向があります。原因はストレスや遺伝、脳内の神経伝達物質のバランスの乱れなど、複数の要因が絡んでいると考えられています。
パニック障害の症状は突然の強い不安、冷や汗、めまい、胸の痛みなど多岐にわたり、「死ぬのではないか」と感じるほど強い恐怖を伴うことも。そのため、発作を恐れて外出を避けたり、電車や人混みを避ける「広場恐怖」が現れることもあります。
しかし、パニック障害は適切な治療——主に薬物療法や認知行動療法——によって、ほとんどの人が改善に向かいます。周囲の理解とともに、早期に専門家に相談することが大切です。誰にでも起こりうる病気だからこそ、正しく知り、正しく向き合うことが重要です。
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