アメリカフヨウの和名とその由来
アメリカフヨウ(学名:Hibiscus coccineus)は、秋に鮮やかな赤い花を咲かせる植物で、日本では観賞用として庭や公園で見かけることがあります。この花の和名については、少し紛らわしい点があります。
一般的に「フヨウ」と言えば、木芙蓉(もくふよう)と呼ばれる、学名がHibiscus mutabilisの低木のことを指します。これは落葉低木で、花が朝は白や淡紅色から夕方には濃い赤に変化する「変色芙蓉」として知られています。
一方、アメリカフヨウはもともと北アメリカ南部が原産で、茎が木質ではなくやや柔らかいことから、「草芙蓉(そうふよう)」と呼ばれることもあります。この「草」というのは、草本(そうほん)つまり、一年草や多年草のような、木に似ない柔らかい茎を持つ植物を意味しています。
そのため、日本語では「アメリカフヨウ」という呼び名のほか、形態の違いから「草芙蓉」と呼ぶことで、木になるフヨウと区別しているのです。見た目は似ていますが、生育の仕方や花の期間に違いがあり、アメリカフヨウは夏から秋にかけて、特に秋にかけて鮮やかな赤い花を咲かせるのが特徴です。
園芸好きの間では、この力強い赤色と大きな花びらが人気で、近年では珍しい品種として注目されています。季節の移ろいとともに、庭に彩りを添えてくれる一品です。
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